
沖縄と住宅
少し前の話になりますが、子どもたちの春休みに合わせて沖縄に行ってきました。
暑くもなく、湿気もまだ少なく、滞在中お天気にも恵まれて絶好の旅日和でした。
沖縄に着いてまず感じたことが、意外と(?)都会!(沖縄の方すみません💦)
そして、鉄筋コンクリート造の住宅の多さでした。
日本では木造住宅が主流ですが、沖縄県だけは鉄筋コンクリート住宅が主流となっているそうです。
割合にすると、なんと鉄筋コンクリート造が9割を占めるとか。
普段、木造住宅の建築現場ばかり目にしているので、
通りがかりに見付けた建築中の鉄筋コンクリート造の現場に興味津々👀
沖縄と言えば、赤瓦屋根にシーサー、風通しのよい広間を開け放した造りを想像していましたが
今では少なくなってきているそうです。
その理由としては、
沖縄は先の大戦で壊滅的な被害を受け、元々建っていた木造住宅だけでなく、
山林が消失し、木材が簡単に手に入りにくくなったこと。
そこに、戦後、米軍基地内で建てられ始めたコンクリート技術が沖縄の建築業界に浸透していった、、、
ということらしいです。
そして沖縄と言えば台風!そう、先週末もやって来ましたね。
1949年のグロリア台風により多くの木造住宅が倒壊したため、
台風が非木造化の流れを加速させる大きな要因の一つにもなりました。
木造赤瓦住宅から現在の鉄筋コンクリート住宅に変わっていった背景には、
戦争による木材の不足とアメリカ統治と台風による災害が大きく関わっていたのですね。
南北に長い日本列島、その土地の気候や風土に合わせた家づくりが行われています。
そういう意味では、その土地を知り尽くした地元の住宅メーカーは心強い味方になってくれます♪
さて、現在、見学会をさせていただいているお宅は、なかなか見られない平屋の家です。
トラがお出迎えしてくれます。
えっ?トラ?と思われた方、そして、平屋の家を見学されたい方はこの機会に是非お越しください!
残すところ今週末(6/23、24)と来週末(6/30、7/1)となっております。
http://yoshihara-kensetsu.com/5727.html/
廣松でした。