
10年
みなさま、こんにちは。吉原建設 企画開発本部です。
少しずつではありますが、寒さも和らぎ春らしい木々も多く見られるようになってきました。個人的な話ではありますが、3月は好きな季節です。卒業や入学、就職に引越しなど、人々が交差する様がとても魅力的に思います。今のご時世、お花見や歓送迎会を盛大にやれないことに、寂しい気持ちでいっぱいです。
その一方で、2021年の3月を特別な思いで過ごされている方も多くいらっしゃると思います。ちょうど10年前の出来事です。2011年3月11日の金曜日、14時46分、三陸沖を震源とする地震が発生しました。この地震から3分後には、津波警報が発表されました。その3分間が、被災者の生死を分けた一因となってしまいました。平常時は避難可能でも、その地域や時間帯、季節、その時の状況によっては、必ずしもそれが安全では無い場合もあります。自分に置き換えてみて、その時直ちに行動できただろうかと思うと、私は逃げられなかっただろうと思います。
あの東日本大震災から、10年が経ちました。まだ10年なのか、もう10年なのか。3月に入り、テレビや新聞で改めて報道されるたびに、被災者の気持ちにどこまで寄り添えているのかなと、改めて感じます。まちはきれいに整備されていますが、被災者自身の気持ちの整理が追いつかないままの10年だったのではないかと感じる私は、10年目の春を迎えようとしています。
事象はちがいますが、2021年は世界規模でパンデミックという新たな脅威にさらされています。日本で複合災害がいつ起こっても不思議ではない状況です。何でもない日常生活がいかに貴重な時間だったのかと、感じずにはいられません。
自然災害はいつ発生するか分かりません。しかし、災害を想定して備えておくことは、今すぐできることです。宮崎でも、台風シーズンに入るとホームセンターで買物される方が多くみられます。そのような危機意識が、災害とつきあっていく上で、大切なことだと考えます。モノの備えとココロの備えを万全にして過ごしていきたいと、改めて思いました。
新しい時代の家づくりは、お客様に求められるものも変化しつつあります。新生活に向けて、大切な家族と過ごす住まいを体感されてはいかがでしょうか?
企画開発本部では現在、清武モデルハウスがオープンしております。明日3/13(土)からは、お施主様のご協力により完成見学会も開催予定です。さらに来週末はイベントも予定しております。ご予約頂いたお客様限定の内覧会となっております。この機会にぜひ予約いただき、じっくりご見学ください。
それでは、皆様のお越しをお待ちしております。